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あの日からもうすぐ4カ月。
先日、つくばスローマーケットのスタッフで
 宮城県気仙沼市へ炊き出しボランティアに行ってきました。 

あの地震による津波の被害で多くの方々の尊い命が亡くなりました。 
3ヶ月が過ぎ、テレビから流れる情報も徐々に減り、
なんとなく普通の生活に戻りつつありますが、 
当時、被災された方が
 「今は沢山の人がボランティアで力を貸してくれる。 
炊き出しを含め色々な物を送ってくれて有難い。
でも一度に沢山じゃなくていい、
少しずつでもいいから長く続けてほしい・・・」
と言っていたのがいつも頭の片隅にありました。

そう、3ヶ月ってなんか一区切りのような感じで、
私たちの生活もほぼ元に戻り、なんとなくあんなことがあったな・・・。
と振り替えるのにいい時期。
でも、まだまだ避難所生活や、自分たちの家がなくなり
先が見えなくて不安でいっぱいの人たちが東北には沢山いるんですよね。

2台の車でスタッフと東北へ。
高速は時々段差はあるものの、地震の形跡もみせない感じ。 
三陸道終点でおり、山間を一路気仙沼へ。
周りの風景が何事もない普通の光景だったせいか、
目的地に行くことに夢中で、何の変わりのない光景を不思議にも思わず 
車はどんどん目的地へ。
山間を抜け出した辺りから、様子が変。
するともう目の前には瓦礫の町が。
そこは南三陸町。
防災対策庁舎の骨組みだけは残っていましたが、
あんなに密集していた町の形跡は どこにもなく、
骨組みだけがポツンと。 
あの屋上で沢山の人が襲ってくる津波と戦っていました。
アンテナにしがみついたり、周りの柵にしがみついたり。 
そこは現実の世界だけれど、どこをどう見ても私たちには 信じられない世界です。
新しい電柱が運び込まれ、徐々に復旧はしてきています。 
でも、まだまだ復興への道のりには長い者があると改めて感じました。


 


そして目的地へ。 

全国から集まってきた沢山のボランティアの方たちが、
お腹を空かせて帰ってきました。
麺、スープ、デザートと3種類の夕食作ってお出迎え。
私はボランティアの方々の顔を見てとても嬉しくなりました。 
とにかく笑顔が輝いて見えたんです。
年齢も10代から60代くらいでしょうか。 
皆さん、年齢関係なくとても楽しそうに達成感というか、
働いてきた喜びと言うか、とてもさわやかな笑顔でした。
充実感でいっぱいなんでしょうね。
食事もものすごく喜んでいただけて嬉しい限りです。
皆さんの「美味しい、ありがとう」の言葉が 私たちをどんどん元気にしてくれました。 

そして帰り。
荷物を車に運んでいると、食事をしてくださった おばあさんたちが出てきて、
「おいしい物をご馳走してもらったのに、
私たちは 何もしてあげられないから、これくらいさせてちょうだい」
と重たい荷物を車まで運んでくれるんです。
「私たちは人数もいるし、大丈夫ですから」
と言っても 私たちの手に持っている物も自分たちで運ぼうと・・・。
こんなお年寄りが、自分の家をなくし避難所生活をしているだけでも 疲れるのに、
たった1回の食事にこんなに気を遣ってくれて。
感謝の気持ちを胸に、車に乗って帰路へ。
少し車に乗ると、先ほどのおばあさん達が。
車を止め挨拶をすると
「気をつけて帰ってね。がんばってね。」
と手を握ってくれました。
その手がとっても柔らかくて暖かくて、
そしてその言葉に うるっと来てしまいました。 
“頑張ってね”
そんな言葉がでるなんて。
そんな言葉をかけてもらえるなんて。 
あの手のぬくもりが今でも私の手に残っています。
”あー、頑張らなきゃな”という思いに駆られます。

何不自由なく生活している私たちが何か力になれたら。
と言う思いで行っているのに、 私たちの方が与えてもらう物が多すぎる体験でした。
そして、あそこで少しでも時間を送った人なら感じる 
少しのことにでも感謝し、物を大切にする。
人との繋がりの大事さ、働くことの楽しさ、
生きていること、誰かのために何か出来ることの喜びなど、
短い時間の中で沢山の経験や思いがありました。

ボランティアで働いていた方が言っていました。 
「ここで何かを経験したい人は、人生観が変わると思う」
そう、ほんとにその通りです。
数時間でも何かをすれば、人生観が変わります。 

私たちは、今、こんな時だからこそ変わっていけるんじゃないかなと 思いました。
現地を目の当たりにすると、心が痛む部分もありますが、
心の痛みも含め、とても充実した一日を送ることが出来たことに 感謝します。
| チームスロウ | 02:05 | - | - | pookmark |